2005年 03月 29日 ( 2 )

キャプテン・ハーロックにゃー!!

こんぴら、ふねふね、お船に帆かけて♪こんにちはー!JNじり子ですにゅ。
シュラシュシュシュー♪(陽気ですね。風邪よくなったんですか?)
......ううん!全然なおらん!

そしてね、母が衝撃の事実を言ったのさ。
「私が治ってないのに、じり子が治るわけないわよ」と!!!!
そ、そうなのれしゅ......っ。オイラの風邪は母から経由なのれす!その母が未だ治ってねーので、オイラが治るわっきゃねーよ☆だったのでし!!泣。
しかも、父までダウンでし!泣。一家全滅とはまさにこの事。おそるべし風邪菌の驚異。蝕まれているだーよ!!(.......本当、皆様お大事に....あらら)あいっ!ちっきしょうめーーん!!

それはさておきvオイラってば背中を抜糸した後の話をしてなくね?(......うーん。どうでしたっけ?)......実はあんま覚えてねーッスが、してないという事にします!ネタとして、します!(....なんとも強引デスね....)あい!

そうさ。あの日、全ての抜糸が終ったボクは先生から「お家の人に抜糸の後見てもらってね。傷口がぱっくり開いたりしたらまた来て」と言われた。
『えぇ!!!傷口ってぱっくり開くのーー!!!!???』
ボクが先生の言葉にぴぃって思ったのは、言う迄もないね。思わずもう来なくて良いらしいのに、まだ通いたい!と言いたくなったね!(....通ったって、どうしようもナイですよ。開く時は開きますって!)...うぎゃ!怖い事言うなー!!泣。

そんな訳でお家に帰ったボクは、母が丁度いなかったので父に傷口を見てもらいました。
「おっ....!。なんか思ったよりデカイ傷跡だなぁ。でも、縫い目キレイだし先生が言ったみたいに綺麗に治るんじゃねぇの?」と。
ボクはそれを聞いて『ふむ!そうか。では安心だ』と思いつつ
「でも、ぱっくり開いたら来てって言われたんだよねー。開くの?」と聞きました。
「あー、開いたらぱっくりだろうなぁ」........ねぇ、一体ボクの背中はどうなっているんだい?

なんかもー、自分の目で確かめニャ!!とボクは鏡に背中を写してみた。瞬間。
「キャプテン・ハーロックにゃーーーー!!!男の勲章にゃーーー!!」
流石だね!6cmは伊達じゃないんだね!
ボクの脳内では、ジャジャジャージャジャジャ!チャッチャ♪とキャプテンハーロックが登場する時の音楽(銀河鉄道999にて)が鳴ったナリよ!!

いやー。びっくりした!確かにパックリ開きそうだが、それだけ切った面をぴったり合わせてくれているので、本当に綺麗に治りそうではありますよv先生の腕は、凄いみたいだ!!
でも、今現在のボクはちょっとキャプテンハーロック入ってるよ!格好良いよ!男の背中だよ!
『貴男.....その背中の傷は?』
『なに。昔の事さ。俺も若かっただけさ』
うぉー!!ハードボイルドー!!(.......ハイハイハイ。ちょっと落ち着いて下さい。泣)

もうね。皆に見せたかったよ!思わずシモさんには見せちゃったよ!(見せてるんですか!!)アハハハハ!!うん!シモさんは、
「あ。私ずっと傷は縦なんだと思ってた。(背中に対して)横なんだね。でも、本当にこれ治るの?」
と言いました。
大丈夫さ!治るさ!
でも、昨日テーブルの角に背中の傷をジャズトヒットさせて『いだいぃ』ってちょっと唸った事はなかった方向にしておくのにゃ!!(わぁ!!自分の傷口をもっと大事になさい!!.......っうぅ。オバカめ...っ)
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by yoseatumejin | 2005-03-29 11:56 | よせ日常。

過日(37)

 最後の一日は、林も「志のや」を手伝ってくれてみんなで大掃除をしました。それから、夕方、僕は颯くんと山の向こうへ消えて行く夕陽を「志のや」の庭先から眺めました。二人で、ポツリポツリと『花火楽しかった』とか『麻里香ちゃん達、元気かな』とか『海獣さんも元気にしてるかな』とかこの夏の大切な出来事を思い返す様に話しました。
 話の途中、ふいに颯くんが
「夕陽って、昼間の太陽と違って目に止まるよな」
 と言ったので、僕は自分が小さい頃感じていた事を思い出しました。
「小さい頃さ、僕は自分の部屋をオレンジ色に染めてくれるのが夕陽なんだって気付くまで、不思議な現象が自分の部屋では特別に起きるんだって思ってた。僕が良い子にしてるご褒美なんだって思ってたんだ。だから、雨とかくもりの日はご褒美が貰えない訳。それで僕は勝手に今日の僕は悪い子だったんだ、だからご褒美が貰えなかったんだって落ち込んだりしてた」
 小さな僕は一人きりの部屋で、わくわくしながらその一時を待っていました。自分の両手も、イスも、カーテンも、すべて同じ色に染まって古い写真の中に居る様な感覚になる瞬間、それが楽しくて嬉しくて堪らなかったしあわせな僕が....あの日々の中でもちゃんと居たのでした。
 僕の話を聞いた颯くんは、とってもやさしい顔で
「楽しい話、まだあったな」
 と言ってくれたのでした。
「うん。思い出してよかった」
 僕の過去は、忘れてしまっていただけでこんなにやさしい思い出も持っているものだったのです。僕は本当に、あの時花寿子に死のうと言ってしまった事を後悔しました。きっと、花寿子も持っているのです。忘れているだけのやさしい思い出を。僕は今、花寿子も僕もあの時死ななくて本当に良かったと心からそう思えたのでした。
 夜、ユキノさんが突然みんなで一緒に寝ようと言い出し、颯くんの大反対と林の大賛成を受けました。しばらく二人の賛否の口論が続いたのですが、結局ユキノさんが頑として主張を譲らず、見事に颯くんは負けてしまったのでした。
「母さんって、ワガママだよな」
「仲間はずれは嫌いなんだもん。どうせ三人は、なんだかんだ言って一緒に寝るんでしょ」
「それはそうだけど....」
 結局、颯くんは弱い所を突かれて諦めた様でした。
 僕と林がのんきに悔しがる颯くんを見て笑っている間に
「頭同士二・二でお布団敷くから、圭介さんは私の隣ね」
 とユキノさんは寝る場所まで勝手に決定してしまったのでした。
 その夜は、僕が今まで経験した事のない楽しい夜でした。林の言葉を借りるなら、『修学旅行の夜みたい』なのでした。
 朝。
 僕は颯くんとユキノさんにたくさんのお礼を言って、バイト代を受け取りました。そして颯くんが登校する前に、二人に見送られて大好きな「志のや」を後にしたのでした。
 ユキノさんは、泣きなが見送られるのを恥ずかしがっている僕を見て「圭介さんらしいわ」と笑いました。
 颯くんは、「圭介が頑張れるように」と言ってたくさんの言葉を僕にくれました。それが嬉しくて悲しくて僕は泣くのを止められませんでした。颯くんの言葉は、いつでも僕を励ましてくれるものなのでした。幸せにしてくれるものなのでした。
 何度も振り返ってしまう僕を、林は半分厭きれた顔でそれでも嬉しそうに笑って見て居てくれました。

  つづく
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by yoseatumejin | 2005-03-29 11:29 | 文/過日(全38回)