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昨日、言ったばっかりなのにね.........

グハーッ!!やられたーーーっ!!
キャッチャーフライを見事にキャッチ☆オイラの身体はスリーアウト!お願い早くチェンジしてーっ!!泣。
(.........風邪。ひいたんですね.........)うぅ。当たりにゃ。当たりだよ!ホームランボーォーール☆カキーン!!
♪我らの、我らの、ソフトバーンクホークス!!!だよぉー。うぅ。(いや、体調悪いのに無理矢理時事ネタ入れなくても良いデスから......)うーっ〜、でもー、有り難うございます。ソフトバンクさん!!だよねぇ。って思うじゃないか!思うじゃないか!(そうですか。.......でも、アナタ......そんなに野球詳しくないじゃないですか....)........まぁね。

あぁ、昨日皆さんに『風邪』には気を付けてって言った。
矢先。風邪菌がオイラの身体をグサーッと矢裂き........。痛いよぉー。喉と鼻の奥の繋がってる所らへんが、なんかこー東京砂漠だよぉー。
おいらは、辛いよ。東京砂漠ーーー!!あなたが居ても辛いよぉ。(あなたって、私ですか?そりゃ、私が居たって辛いでしょうねぇ。ハハハ)うん。お前が居たって辛い。(.....そう言われると腹立ちますね。なんか......)

兎に角。またも風邪ひいたね。リアル友達の皆さんは、いつもの事だからもう驚きもしないね。(......そうですね。はい)
頑張って会社に来たけど、帰りたいね。でも、帰るのも面倒いね。(......しょうがないから、大人しくしてなさい)うん。
という事で、皆さらば。
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by yoseatumejin | 2005-01-31 10:15 | よせ日常。

過日(14)

 七月。僕は大学のアルバイト広告から、一番遠いバイト先を決めました。少ない荷物の全てを片付け、二人の友人にだけ厳重に口止めしてから行き先を教えました。僕はあの家を出る事を決めていました。友人達は、僕がアルバイトをするなんてとびっくりしていました。付き合いの悪い僕。そんな僕の友人達は深い事を聞いて来たりはしませんでしたが、少し不安そうな顔付きでした。それから僕は、林に会いました。バイト先を言おうかとチラと思ったのですが、結局は言いませんでした。林はいつになく神妙な顔付の僕を見て、『どうした?』と聞いて来ました。林は『この頃お前はおかしいぞ』と常々僕を心配してくれていたのでした。けれど、僕は沈黙を守っていました。言えるわけがなかったのです。感情の海で溺れそうだ!そう叫べたらよかったのかもしれません。けれど、僕は僕の中を覗き見て知ったのです。僕は弱いのだと。そう叫んだ瞬間、僕は林を盾に使って何もかもを林に押し付けて自分を助けようとするでしょう。都合よく利用したい!僕の心が僕に訴えているのが分かるのです。泣きそうでした。僕自身の心が僕に弱音を吐くのです。林は沈黙を守る僕を見て、大げさに溜息をついて見せました。言外にお前のことを心配しているんだと言っていました。僕は、林のそういう所が好きでした。僕が友達という存在を初めて作れたのは、大学に入ってからでした。林が初めての友達でした。入学してすぐの頃、教室への行き方を聞かれたのがきっかけでした。林は『オレ、お前の事高校ん時から知ってるんだぜ』と言って僕に笑いかけてくれたのでした。林は学部が違うのに、気が付けば僕の横に居てくれました。僕が一言も言わなくても、林は文句一つ言わずに側に居てくれたのです。僕は初めて自分に友達と呼べる人間が出来た事に心から感謝しました。それが林一人の多大な努力によるものだと分かっていたのですが、それでも嬉しい事に代わりはなかったのです。それから同じ学部の山中(やまなか)と佐伯(さえき)。彼らとも、林が居たから友達になれました。林が一人当たり三百円で二人の代返を請け負って来たのです。
「安田、夏休み中はどうなんだ?」
 林は話を変えて来ました。僕がアルバイトをしようと思っていると言うと、林は大げさな位喜んでくれました。
「まぁ、いつまでもお家で優雅にぼっちゃんしてるより偉い進歩だ」
 林は僕の事を坊々だと思っていました。だから、家の躾が厳しくて付き合いが悪いのだと考えている様でした。林は上機嫌に絶対邪魔しに行くとか、ナンパしろよとか僕がどこでバイトをするのか言わないのにそんな事を言ってくれました。それは、林のやさしさなのでした。
 大学が終わると、僕は電車に乗りました。逃げ出したんだと、分かっていました。けれど、あの家で暮らせないのも確かだったのです。僕は花寿子を愛せはしないのです。それが分かってしまった以上、彼女の前をチラ付く事は僕には出来ませんでした。このまま僕があの家に留まれば、救えないどころか狂わせてしまうかもしれないのです。母を、父を、独り占めしていた、その罪。彼女を自分の空間に入れなかった、その罪。彼女を無意味に何年間も責立てていた、その罪。いつまでも気付いてやれなかった、その罪。彼女の訴えさえ受け入れられない、その罪。逃げて、逃げて、逃げて、分かっても、僕は逃げたのです。
 電車を降りると、波の音が聞こえました。初めて見た海は、僕には広すぎるモノでした。

  つづく
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by yoseatumejin | 2005-01-31 10:02 | 文/過日(全38回)

土曜日は、三月になった。延長幹事ちゅるりん!

モフー!およびでない?およびでないケド、出て来ちゃうvそれがオイラのお仕事なのよ。許しておくれ、マイハニー〜。一昔前なら、パイ投げされてる?オイラ、されてる?パイ投げられてる?マイハニー〜。
(..................なんなんですか?本当になんなんですか!?.....ってゆうか、挨拶だって言う気ですか?)え?都々逸ですv(嘘だーーーーっ!!!).....うぅ..見破ったなっ...。そうだよ........嘘デス。くっ...!ヤルナ!お主!!(....あーもー!!関わりたくないなー!もー!!その悔しげな顔は何ですかっ!!腹の立つーーっ!!)

ウキー!モキィー!メキー!モチィー!って感じ?(......あ゛ぁ!?.....そうですよ。なんかそんな感じにイラッっとしますよっ)じゃあ!そのイライラは『ウキメモ!イラッと感』と診断v(はぁ!?何ですウキメモ!って.....)
ウキー!モキィー!メキー!モチィー!の頭部分を繋げた略デス!(!!!....もう今日は帰って良いですか?)あぁ!!それはダメ!

だって、聞いて欲しいの。悲しい事があると開く皮の表紙の代わりにっ!!(....ユーミンさんの歌をこういう風に使うの止めてよっ!)あ...ごめん。カッコ書き、好きなんだ。(悪いの!?)........ううん。悪くにゃいよ。ね?じゃ、閉じるから。ね?(.....ふん)
いやね、違うよ!話逸れたよ!あぁ、分かってるよ!僕が悪いって事はね!なんかこういう事書くとカッコ書きと僕付き合ってるみたいだね!あぁ!ごめん、違うって話だよね!話!

あのだね、土曜日v楽しみにしていた愛と誠クラブ(略してAMC)がね!欠員人数が発足以来最大だったために三月に延長になっちゃったんだよ。泣。
残念だー、せっかくちゅるりんに会える所だったのだけれど。ちゅるりん〜!
でも、欠席理由は人それぞれだけど悪い事とかじゃなかったりvだから良いんだけど、皆のお顔見れなかったの残念れし.....。うぅ。
そして、ちゅるりんは、三月まで幹事続投になっちゃって大変れし!ちゅるりん、頑張ってねv(そうですね、お店の予約とか日時合わせ大変ですものね。頑張って下さいv)

で、関係ある様でないけど、やっぱり風邪で体調が......って方も居たんじゃないかと思うから〜。
ブルーバードの皆さんも、寒い季節だし風邪には気をつけてねvちゅvなのー!(ハハハ、あなたの『ちゅv』はいりませんよー。余計デスv)...........くっ、言うな!お主!!(えぇ。言いますよ。ザンッっと斬ってやりますよv).........くぉお〜っ.....良い事言ったつもりなのに........斬られてるぅ.......ガクぅxxx
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by yoseatumejin | 2005-01-30 22:14 | よせ日常。

どうしても、マハトマ・ガンジーと聞こえてしまう。

こんにちはー!ダメな人☆ハムの人vのJNじり子れし!別所さんが『ハムの人』でなくなった今、次代の『ハムの人』の座を狙いますわ!フォフォフォー!
(.....あの)ん?(もう次代のハムの方って、あのCMに出ていらっしゃる新庄選手じゃないんですか?)え?.......えぇ!?もう居るの!?ハムの人って言っても、無線の人じゃないのよ?無線のハムの人だったら、えなりかずきさんよ?きっと!(.......なんかもう、変に細かいツッコミ良いです。いらないです......)........あーぁ。結局ボクは『ハムの人』にはなれないのか。ちぇ。(.....なってどうしたかったんだろう.....?)

あのね、ボクの会社ラジオかけて良いから毎日かかっているのさ。(はい)
それでね、CMが途中で入るの。(まぁ、入りますよね)うん。
それにね『チロリアン』というお菓子の会社のCMがあるの。(九州地方の方しか分からない社名だったりしそうですが.....。全国の皆さんは御存知なんでしょうか?)
さぁ?それは知らん!でも、ボクは小さき頃から知っているよ!(そうですか)

そのCMがね、ウィーン少年合唱団(?)の歌声が流れるの。しかも日本語の歌詞で彼等は歌ってるの!凄いねv
で、歌詞はラジオで聞いてるだけだから正しいかどうかは分かんないんだけど....。

 風がやさしく 歌いはじめる
 心のとびら ひらく(き?) ひびく
 **(ここが、不明!)**** 歌を歌おう....ほにゃらら続く........みたいな?感じなの。

(すっごい曖昧ですね.....)だってー!仕事の途中でぼんやり耳に入るからー!!分かんないんだもん!
しかもね、**(ここが、不明!)****って書いた所あるじゃない?(はい)
あそこが、どうしても!!私には、
 『マハトーマ・ガーアァーンジー〜 歌を歌おう〜』
って聞こえるんだーー!!わーん。何て言ってるのさー!?なんでインドの偉大な指導者であった非暴力でのインド独立をなしたマハトマ・ガンジーさんなのー!?
洋菓子と関係がないよぉ。ボクの頭は、馬鹿か?(多分......).........。

誰か、この歌詞の正しいの知ってる人居ない?(なんだか、ローカル地域へ向けた質問ですねぇ)
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by yoseatumejin | 2005-01-28 12:06 | よせ日常。

過日(13)

 僕が本当に壊れてしまえばよかったのかもしれません。そうすれば彼女は僕から感情を手に入れ、それによって十分救われて、自分だけを必要とする人間が現れた事に安堵して、狂った僕を心から面倒見てくれたのでしょう。壊れてしまった僕を優しく抱きしめて、もう大丈夫なのだと満足するのです。その時母に憎まれてしまっても、父に愚かしいと目を背けられても、花寿子は良かったのです。ただそんなにも、哀しかったのです。
 僕も、母や父と同じでした。花寿子を見てはいませんでした。ただ、母や父の世界に住む使者の様に受け入れてはいたけれど、彼女自身を見てはいなかったのです。僕が花寿子に見ていたのは、母や父の影ばかりだったのです。彼女がドアの前に立っていたのではなく、僕が彼女を入れ様とはしなかったのです。幸福な空間、何も考えず誰をも責めずただ時間だけが流れてゆく空間。僕は無意識の内に、花寿子が僕の楽園を侵略しに来たのだと悟っていたのです。だから、不思議に思わなかったのです。ドアの前から入って来ない妹を。僕は今まで、本当に感情で何かを感じてはいなかったのでした。自分を見てはいなかったのでした。自分がどんなに愚かしいか、分かってはいなかったのです。
『これは、償うべき罪』
 僕のドアを開けて、花寿子は言いました。
『花寿子........』
『兄さん。私、兄さんを愛しているのよ。兄さんを救いたいと思っているの。いつまでもこんな何もない空間に、兄さんを閉じこめていたくないの。兄さんが自分からここを捨てないなら、私が捨ててあげる。何もかも』
 花寿子は笑っていました。優しく笑っていました。
『........嫌だ』
『どうして?ここは間違ってるのよ、兄さんはおかしいのよ!』
『許して』
 ここ以外の場所を僕は知らないのです。ここから逃げ出して、どこへ行けと言うのか。
『許すなんて、無理なの。私をちゃんと見て!私のことを思って!』
 花寿子は、僕が感情の無い人間である事を知っていたのです。感情、それは僕にとって一番恐ろしいものでした。それを持てば人類が火を得た様に、僕は僕の感情一つで母を焼き父を焼き花寿子自身をも焼き、焼き尽くして己の深く暗い感情の淵に立つ........後は己を焼き尽くして消えるそんなものだと知っていたのです。
 花寿子は僕に言いました。この家を狂わせた清算を、僕にしてくれと。
 それから、僕の日々は変わりました。今までの全てを清算するために。感情、感情、感情。花寿子の言葉によって、僕の中に沢山の感情が溢れて行きました。体からはみ出しそうでした。口から反吐が出る様に、溢れて止まらないのです。僕は僕の感情の海で、数限りない懺悔を繰り返し続けました。
『兄さん........』
 花寿子の呼ぶ声だけが、僕の耳に聞こえていました。
 そして僕の中に残ったものは、僕が今まで誰も愛した事がないという事実一つだけでした。
 ........花寿子を、もちろん僕自身をも。

  つづく
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by yoseatumejin | 2005-01-28 11:47 | 文/過日(全38回)

ボクの南ちゃん。笑。

おはにちはー!難しいカタカナを意味も分からず使いたい年頃のJNじり子でーす!(........それって、どういう年頃ですか......)えっとねー、いきなしインスパイアー!!とか言いたい年頃なのv(......本当、分かんないわ。その年頃......)そう?てへへv(ってゆうか、意味をちゃんと調べるが良い!)........めんどいじゃん......。(..........)

でね!今週の土曜日はね、愛と誠クラブ(略してAMC)があるのー!(.....その勝手な名称生きてるんですね.....)うん!
(.......。お友達さんとの飲み会ですよね)うん!(.....そう言う方が早いです。絶対、早いです......)もー、いいのにゃ!(.....そうですか)

でね!今回の幹事さんは『ちゅるりん』さんなのー♪
フフフ、ちゅるさんv今日は君のお話をするジェーイ☆(.....妙に浮かれたテンションですね....。どうしたんですか、普段以上に.....)
だってね、前にちゅるさんが言ったのよ。ボクのブログに自分が出る事はないだろうねー。みたいな事を!!
そう言われたら、もーガゼン出しちゃいたくなるじゃん♪(....なんか、好きな子をイジめる小学生男児みたいな発言に聞こえるんですが......)えー?そう?そんな事はないジェーイ?(そのジェーイって言うの気に入ったんですか?)ん?チガウよ?(.....)

b0064495_10571111.jpgとにかくさーvちゅるさんは可愛いスタイルがとても似合うのv
でね、ボクが会う度に『タッチの南ちゃんみたいv清純って感じで可愛いーー☆』と一人盛り上がるのです。
すると、ちゅるさんは『違うもん!南ちゃんじゃないもんっ』と抗議するんだけどね、それがまた可愛いのさーv(.....小五ですよ、それもう、絶対そう!!)
ハハハvそれでね、毎回AMCで会う度に『どう?今回は南ちゃんじゃナイでしょ!?』とボクが南ちゃんと言うのを許すまじ!と頑張るのだけれどねvでもね、結論!

『そんなちゅるりんも可愛いから、スキーー!!』

なのだよねぇv南ちゃんスタイルから今や脱している感のあるちゅるさんだけど、結局可愛いから一緒だった。笑。(......なんというか、こんな事書いたらまたちゅるりんさんから怒られるんじゃありません?......)んー?どうでしょう?でも、怒っても可愛いぞ?(.......もう絶対、怒られるッ!!ってゆうか、怒られてしまえー!!)ハハハ、怒られるのかい?それじゃあ、マスマス土曜日が楽しみだジェーイ☆(........馬鹿だ。この人。.........)
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by yoseatumejin | 2005-01-27 10:58 | よせ日常。

過日(12)

『!!』
 ........この時、僕はやっと花寿子の真意が分かったのでした。
 これは、復讐だったのです。心中する事が、目的ではなかったのです。ただ僕に、気付いて欲しかっただけなのです。自分が、僕を恨んでいる事、母を憎んでいるという事を。原因は、簡単に察しが付きました。こんなゆがんだ家で、軋まない心はないのです。僕へ回って来なかった愛情は、重たく花寿子にのし掛かっていたのです。自分だけに与えられる全て、それはどれほど彼女を苦しめた事でしょう。そして、僕の存在はどれほど妹という立場に暗い影を落としていた事でしょう。僕は決して抱きしめられる事はありませんでした。蹴られない日はありませんでした。僕はきちんとテレビを見た事もなく、お小遣いをもらった事もありませんでした。この家から出る事も、放課後どこかへ行く事も許されてはいませんでした。僕は、僕に掛かる費用をことごとく削られていました。遠足も修学旅行もだから行った事がなかったのです。花寿子は、不思議だったはずです。どうして自分だけ抱きしめられる?どうして蹴られたりしない?どうして自由にテレビを見れる?お小遣いがもらえる?友達の家にお泊りできる?放課後遊べる?何でも買って貰える?遠足だって、修学旅行だって行っている!なんで、兄さんは文句を言わない?一人だけ贔屓にされても嬉しくはないよ。何で、ママは私ばかりに構うの!本当は兄さんの方が大好きなくせに!!
 ........そうなのです。僕がどんなに母に蹴られてもこの家を出たいと思わなかったのは、死にたいと思わなかったのは、そこだったのです。母は、僕を愛していたのです。僕は知っていました。母の心の中で、僕がどれだけ大きいか。全てを縛られていて、それでもなお母を恨めないのはその為でした。僕は母の愛情を、母の心の底の苦痛とも言える僕への愛情を確信していたのです。母は父を愛していた、なのに裏切った。何故ここまで父を愛している母がそんな事をしたのか僕は知りません。けれど、その裏切りを秘密に出来ない証拠がある。それが僕なのです。母の父への愛情は本物なのです。それを証明したいと思えば思うほど、母には僕が邪魔な者に写った事でしょう。けれど、母は僕を決して憎いと思ってはいなかったです。母は父への償い方を間違っただけなのです。僕は、母も父も嫌いではないのでした。不思議でした。愛された記憶は無いのです。けれど、愛されなかったという記憶も無いのです。ただ、僕の生活だけが不自由でした。僕の体だけが、拘束されていたのです。僕の心は、苦しくなかったのです。一人、自分の部屋にいても寂しいと感じた事はありませんでした。時々聞こえてくる母の声に、僕は耳を澄ましていました。僕は自分の世界に閉じ込められていました。けれど、それは僕に苦痛を与える世界ではなかったのです。ただ静寂、僕以外の人間がいない閉塞された空間。感情というものはなかったけれど、僕は一人僕の世界で足をブラブラさせて遊んでいたのでした。
 妹はどう思ったでしょうか。一人、完全に閉塞された空間で何の不満も抱かないで生きている人間がいる事を知って。
 小さな彼女はママの目を見たはずです。笑っているママの目が、どこを見ているのか次第に気付く。パパ、そして兄を見ている。抱きしめられていても、心のない虚ろさ。ママの目の中に居ない自分。そしてパパ、自分を愛してくれているパパ。優しいパパ、けれど本当に心から笑った所を見る事は出来ない。どんなに楽しい話をしても、パパの笑顔はどこか暗い。その理由が次第に分かってくる。姿も見ない兄の存在。ここに居もしないくせにママの目を捕らえて離さない兄、パパの心から片時も消えない兄。何で、二人は私を愛していると言いながら違う方向ばかり見続けるのか。妹が何故、僕の部屋の扉を開けたのか。何故、ドアの前に立つばかりだったのか。決して入って来ようとしなかったのか。考えればすぐに分かったはずなのです。彼女は誰かに気付いて欲しかったのです。母に、父に、僕に!自分という存在が、きちんとここに在るのだという事を。
 だから花寿子は、僕の前に立ったのです。ここに居ることが分かれば、ママは慌ててやって来るかもしれない。パパは自分を叱ってくれるかもしれない。兄さんが私に何かしてくれれば、私はママとパパに泣きついて兄さんをうんと困らせてやる。兄さんは、きっと困るはず。ママとパパが私を見る様になるんだから!みんなで私を無視してる!どんなに良い子にしてもどんなにワガママになっても、誰も見てくれない!
 花寿子、僕と君は片方づつしか与えられなかった。言葉にされることもない愛情だけの僕。ただひたすらに形だけ与えられ続けた妹。どっちが悲しいのか。誰を責めていいのか。
 僕は花寿子の気持ちが分かったのでした。やっと、分かったのでした。僕を狂わせたかったのは、他の誰でもない花寿子だったのです。彼女は僕に責められたかっただけなのです。『なんでお前ばかり』と。その為に自分自身を犠牲にしていたのです。僕に壊れて欲しいと願い、その為に自分を母に似せ誰も居ない時を選んで僕の部屋を訪れ続けたのです。そうすれば僕が壊れて行くと花寿子は知っていたのです。壊れた僕の嫉妬と憎しみ、そんな感情だけでも、それだけでも花寿子は自分に向けて欲しかったのです。

  つづく
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by yoseatumejin | 2005-01-27 09:10 | 文/過日(全38回)

過日(11)

『兄さん、手を出して』
 花寿子は僕の右手を取って『大きい手』と笑いました。いとおしいものを見る目をしていました。
『花寿子の手は小さいな』
 僕は、僕の手を取る花寿子の手を見て言いました。そして、花寿子の顔を見ました。母なんか比べ物にならない位、美しい顔でした。僕は神様を殺すのです。神様が望んだから?いや、僕が神を恐れているからなのです。神に敵うはずが無いのです。神は全てを許す。僕の隣にいる神様は、全てを許してしまうのです。その命、その体、すべてを僕の様な愚者に差し出すのです。
 右手に痛みが走った後、水に触れた感触がしました。花寿子が自分の手と僕の手をしっかり握り合せていました。どんどん溢れる赤で、ぬるま湯は染まって行きました。
『駄目だ!』
 その瞬間、僕は叫んでいました。
 駄目だ!駄目だ!駄目だ!神様の血は赤くない!赤くないはずだ!花寿子は人間です!神様、神様許して下さい。僕は人を一人殺してしまう!
 我に返った僕は、花寿子の手を湯の中から出してタオルを捲き止血しようと必死でした。赤くなって行くタオルが恐ろしくて堪りませんでした。
『止まらない、花寿子、花寿子!大丈夫か、花寿子!』
『兄さん、死ぬんじゃなかったの?一緒に死ぬんじゃなかったの?』
 花寿子はまるで酔った様に虚ろでした。僕は怖くて堪らない気持ちのまま、必死の形相で花寿子を見詰めました。すると花寿子は
『大丈夫よ、こんなキズじゃ死んだりしない』
 と今度は人が変わった様に冷めた口調で言いました。花寿子の言った様に血はすぐに止まりました。傷は浅かったのです。
『ほら、止まっちゃった』
 今までのはすべて演技でしたと言わんばかりの笑顔で、花寿子は僕に笑いかけました。
 そして今度は、僕の手をタオルで押えて心配そうに
『兄さんの方が深かったみたい。どうしよう、止まらないわ』
 と言いました。それも、少しすれば止まりました。
『よかった』
 僕は花寿子がいつも通りに戻ったのでほっとしました。そして僕は、自分の中が本当は壊れていないという事を知ったのです。ただ、眼前で奇妙な世界が繰り広げられていたせいで、僕は僕自身が狂っていると勘違いしていただけだったのです。そうなのです。花寿子はそんな僕を憐れんで、僕の目を覚まさせる為にこんな恐ろしい事を平気なフリをしてやり遂げたのです。そう考えると、花寿子の顔も恐ろしくありませんでした。母に似ているなんて考えに取り憑かれていた何年間かが恨めしくてしょうがありませんでした。花寿子と昔の様に話したいと思いました。兄はもう、お前を神様なんて言わない。お前に母の影を見たりしない。兄は元に戻ったのだ!そう言いたくて僕は、花寿子の方を向きました。花寿子の顔に、表情はありませんでした。僕がどこか気持ち悪いのか?と聞くと花寿子は平気だと言う様にかぶりを振りました。
『私、片付けて来るから....』
 花寿子はそう言って部屋を出て行きました。それから、傷薬と大きな絆創膏を持って来て自分と僕の手首を手当てしたのでした。僕は手際よく手当てをする花寿子に向って、馬鹿みたいに何度も大丈夫かと繰り返しました。花寿子を傷付けたのは明らかなのです。僕はどうしていいか分かりませんでした。ただオロオロするばかりでした。花寿子は、そんな僕を何も言わずに見ていました。
 手当てが終わると花寿子は、ドアの前に立ちました。そしていつもの優しい花寿子に戻って、言ったのです。
『ママ、私達がこんな事したなんて知らないまま死ぬんだわ。ねぇ、兄さん』
 花寿子は笑っていました。とても満足そうな笑みでした。

  つづく
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by yoseatumejin | 2005-01-26 14:52 | 文/過日(全38回)

日曜日に見た、サザエさん。

ブログマッスルー!!JNでぇすー!
イエェイ!ブログ、マッスル!ブログ、マッスル!!
(止めんか!!何ですか、ブログマッスルって.........)えー!意味ナイに決まってるじゃん!ノリだよー!ノリ!(......この馬鹿娘!泣)うーー......ノリわるいにゃー。チエ!(ウルサイ、なんか泣けて来るんですよ!)

それはさりとて、カニカマボコ。
日曜日に、僕はサザエさんを見たにょろ。カニカマボコは見た?(......ちょっと待って、カニカマボコって私の事ですか!?)え?違うよー。カニカマボコ。(!言ってるじゃんっ!!)違うって〜、カニカマボコ。略してボコ。(略有りなのー!!しかも、ボコって!せめて、カニカマって略しなさいよ!!)えー?カニカマー?ブログマッスルるの?(全然意味分かんなくなってます!あなた、眠たいでしょ!!).....あ!バレとるやん!(...........)せやねん、ちーともう眠いねん!でも、ブログ書きたいねん!ブログマッスルーになりたいねんっ!!(......寝てくれ!)うーー。

じゃ、寝る前に。サザエさんの話して良い?(さっさと終わらせなさいね)うん。
なんかね、日曜日のサザエさん面白かったの。
波平さんがお鍋を作ると言い出して張り切るのさ。そうすると、ワカメちゃんがね心配するんだよ。
お父さんが失敗して落ち込んだらどうしよう!と!
なんと優しい娘心!!でも、その時のワカメちゃんの想像の中で落ち込んでいる波平さんの図が、すげぇオレ的ヒットだったのさ!
床の間の柱(波平さんとフネさんがいつも寝てる所)に背をあずけて、体育座りで落ち込んでいる図なんだぜ!
すげくねぇ!?鍋失敗した位で、大の大人が!サザエ一家の大黒柱である波平さんがよ!お膝抱えてしょぼーんだよ!!ワカメちゃん、君の中のお父さんは一体......って思って可笑しかったにゃりーー♪可愛いねぇ、ワカメちゃん!

そして、名刺を作りたいというカツオに、花沢さんが名刺を作ってあげる話の方は、女花沢の見事な手練手管に感嘆でござったよ!

1)カツオのために名刺を作ってあげる。
2)自分の分も一枚だけ作ったと言ってカツオに見せる。すると、『磯野花子』(花沢さんって、花子なのだね!初めて知ったぞ☆)となってる!!
3)花沢さんの暴挙に動揺するカツオ(当然だ)に、「大丈夫よ。お父さんにも内緒で作ってもらったもの」と言い、誰にもバラさないと言う。
4)自分の名刺を道に落として先生&波平に怒られるカツオ。そして、花沢さんのアノ名刺が気になってしまい、花沢家に行く。すると、「コレでしょ?」とあっさり名刺をカツオに渡す。しかも、破っても焼いても良いと言う!
5)カツオ。流石に捨てられずに花沢さんの名刺を保管。

凄くないか!花沢さん!夢はカツオ君のお嫁さん♪なんだよね!そのための定石、着実じゃねぇ!?凄すぎ!女として凄い!!僕は感動したよ!見習いたいよ!こうやって手練手管を使って四方から固めて行く技ーー!!花沢さん!あんた、チャンピオンだよ!ラブチャンピオンだよ!

あぁー、感動したぁ。(.......話、長いデス)
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by yoseatumejin | 2005-01-25 00:20 | よせ日常。

過日(10)

 それも壊れてしまう日が来ました。その日、いつものように妹がドアの前に立っていました。とても嬉しそうに立っていました。初めて付けた口紅を、自慢したかった様でした。妹は小さな声で『似合う?』と嬉しそうに聞いて来ました。僕は妹を喜ばせたくて、顔も見ないうちに『あぁ、似合ってるよ』と言いました。妹が『見てないっ!』とふくれたので、僕は『分かったよ』と言って妹の顔をちゃんと見ました。その瞬間、僕は愕然としました。そこには、昔一度だけ見たやさしい母の顔があったのです。僕はその時、壊れました。その日から僕は、妹の中の母に恨みをぶつけ始めたのです。自分でも、どうしようもない感情でした。絶対に手は出さない。足も出さない。その代わり、物を投げました。妹がドアの前に立っている。分かっていて、近くにある物を投げるのです。繰り返しだ、いけない!そう考えれば考えるだけ、母が蹴り上げた箇所が痛みました。痛くもないのに、痛みました。僕は、妹がもう二度とドアを開けない様に願いました。それなのに、妹はドアの前に立つのです。僕の投げた物は、彼女の手や足、時には頬を掠めました。それでも妹は、決して逃げませんでした。自分の身体なのに、かばったりもしませんでした。そして、僕を見るその目はとても優しいのでした。僕は投げる物がなくなると、叫びました。『お前は、神様だ!』『お前は、神様だ!』『お前は、神様だ!』なんでも許そうとする妹の中に、僕は母を見ていました、そして、僕自身を見ていたのです。耐えられるはずがありませんでした。何故、やって来るのか。母に何かを言うわけでもない。僕に何かを言うわけでもない。ただ、そこに立ち、僕を見るのです。そして、僕に与えるのです。幾らかのお金、決して父や母から貰う事ない贈り物を置いて行くのです。そこに何があるというのでしょう!ナイ、無いのです!僕の味方、唯一の味方。違う!花寿子はドアの前に立つ。それだけで僕を救えると考えているおろかしい神様なのです。僕は、自分が壊れてしまった事を知っていました。
 そうして、何年間かが過ぎました。僕の心は訳の分からない沢山のもので一杯でした。全てが不可解で難解で、耐えられないものばかりでした。妹は、高校生になっていました。どんどん母に似て行く様でした。ドアの前に立つ、母にそっくりな神様が何を考えているのか僕には分からないのでした。
 一月の中頃だったと思います。とても寒い日でした。
 いつもの様にドアの前に立った花寿子が、僕に言いました。
『兄さんの事、愛してるの』
『一緒に、死んでくれ』
 僕はその瞬間、こう花寿子に答えていました。
 僕は今まで一度だって死にたいと思った事はありませんでした。母が何万回僕を蹴り上げても数え挙げなかった様に、この家から逃げ出そうと思わなかった様に、死にたいなんて思った事はありませんでした。
 けれど、花寿子にそう言われた瞬間駄目だと思いました。生きている事で不幸になるのは、僕ではなかったのです。母であり、父であり、僕のドアの前に立つ妹だったのです。僕はもう大人でした。死ぬことが怖いと思う大人でした。それでも、熱に潤んだ花寿子の目を見れば逃げられないと分かってしまう。
 僕は彼女を幸せになんて出来ない。
 ドアの前に立ち、僕をじっと見ていた花寿子が、僕の言葉に首肯きました。弱い兄、その兄を好きになったのだからこうなる事は分かっていたのかもしれません。
 しばらくして戻って来た花寿子の手に、ぬるま湯とタオルそして剃刀が握られていました。
 僕達は何度も意味もなく首肯き合いました。ベッドの上にぬるま湯を置き、床に座りました。妹がドアの前より中に入ったのは、これが初めてでした。『兄さんの匂いがする』花寿子はそう言ってベッドに顔をうっぷつして声も立てずに笑いました。僕はあまりに手際の良い妹の行動に、動揺していました。冗談であんな台詞を言ったわけではありません。ですが僕は、妹が何故ここで、僕の部屋で、僕とひっそり死ぬ事をこんなに抵抗無く受け入れているのか分からなかったのです。僕は一度も妹の心が分からないまま、妹と二人死んで行くのでした。

  つづく
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by yoseatumejin | 2005-01-24 13:18 | 文/過日(全38回)